一年以上フランスに居住する場合の日本の運転免許証の取り扱いについてインターネットで調べ、不確実なことも含め、まとめた。
1. 一年以上フランスに滞在する人で日本の免許証を持っている場合は、滞在の一年目にフランスの警察のウェブサイトでフランスの運転免許証に切り替える
- 入国後速やかに手続きをすることが推奨されている（在仏日本大使館のウェブサイト）。
- 一年目はフランスの免許証に切り替える前であれば日本で発行した国際免許証+日本の免許証+免許証の仏語訳で運転できる。
- 切り替え元の運転免許証の発行日は、滞在開始日より前である必要がある。
- 学生ビザやワーキングホリデービザの場合は運転免許証の切り替えはできない。
2. フランスの運転免許証に切り替える際に日本の運転免許証を失う （追記…オンライン申請でも手続きを進めていくと原本を郵送するよう連絡が来る）
フランスの運転免許証切り替えが完全にオンライン上となった今も物理的に日本の運転免許証を提出する必要があるのか？- ルール上はフランスの運転免許証と日本の運転免許証を同時に所持することは不可。
3. フランスの運転免許証に切り替えた後、一時帰国で日本で運転するにはフランスの運転免許証をJAF等で翻訳してもらう
- フランスの運転免許証の日本語への翻訳は、日本の政令で定められた翻訳機関（外国行政庁（当該外国運転免許証を発給している行政当局）、当該外国の在日大使館、総領事館、JAF）で行う必要がある（在仏日本大使館のウェブサイト）。
- JAFの翻訳はインターネットで申し込めるが、日本からのみ可能（JAFのウェブサイト）。
- JAFの翻訳は2週間程度かかるが、翻訳はコンビニでも印刷できる（JAFのウェブサイト）。
- JAFの翻訳には有効期限が書いていないらしいが、入国後1年間有効とのこと（JAFのウェブサイト）。
4. フランスの運転免許証に切り替えたために失った日本の運転免許証は、有効期限から3年以内であれば、日本で再交付してもらえる
- フランスの運転免許証に切り替えたために失った日本の運転免許証は有効期間から3年以内であれば、日本で再交付してもらえる（神奈川県の場合、神奈川県警察のウェブサイト）。
- 失効した日本の運転免許証か日本の身分証明書が必要。
- 有効期間から3年を超えた場合は学科試験が伴う。
- 一時帰国時にも書類をそろえることで同様に手続きできる。
- 日本に住所を移すとき（完全帰国時）に「フランス当局による日本の運転免許証返還措置」というものがあるらしい（在仏日本大使館のウェブサイト）。とはいえ、フランスで数年前に提出した運転免許証がうまく返却されることはあるのだろうか。
- 長い間、例えば20年等フランスに住んでから帰国する場合、どうなる？
- 手元にない日本の運転免許証の更新ができるか？
- 切り替え後のフランス運転免許証の更新ができるか？